革新機構 世耕経産相会見詳報(2)

「白紙委任しているわけではない」「報酬面、ガバナンス面でズレが埋まらなかったことに尽きる」

 「われわれはずっと、この立ち上げに関して、事務的にも議論をしてきている。また私は、国会答弁や記者会見で明確に方針をお話ししているわけで、何か経産省の方針が急に変更になったということはない。

 ただ、最終段階になって報酬のことが一つのきっかけになった。これは私も答弁や記者会見で申し上げてきたように、当然、グローバル人材を集めるとなれば一定程度の報酬水準というのは必要だと」

 「しかし一方で、国のお金で運営している。民間ファンドの場合は資金集めが一番大変だが、(JICの場合は)そこは国の資金でカバーされているという中、そして国の資産をベースに運営されているという中で、やはり国民世論が納得する一定の水準というものはあるだろうと」

 「例えば、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の給料とかもあるわけで、そういうところを見ていかなければいけないという議論については、われわれとしてはまったくぶれていない。最終盤になって話し合う中で、ガバナンスのあり方について、これも私が国会で答弁してきたとおり、今までの官民ファンドは一つ一つの企業への投資に国のチェックが入っていたために機動性に欠けていた、あるいは投資期間として十分な活動ができなかったという面があるので、今回は基本的に国は大きな方針を決めて、その方針の中で一つ一つの企業への投資については国があれこれ差配することはないという考え方のもとで立ち上げた」

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