浪速風

検挙に勝る防犯なし カメラが捕まえたハロウィーン騒動

「お天道様はちゃーんと見てるんだ。だから悪いことはできないんだよ」。フーテンの寅さんの名セリフだが、見ていたのはお天道様ではなく、防犯カメラだった。ハロウィーン前の週末の夜、東京・渋谷の繁華街で軽トラックを横転させるなど大暴れした若者4人が逮捕された。

▶現場周辺は4万人を超える人出で騒然としていたが、警視庁は約250台の防犯カメラの画像を分析。さらにスマホやケータイのカメラで撮影していた通行人にも協力を求め、聞き込み捜査などで悪質だった4人を割り出したという。不特定多数が集まる雑踏だから、容易ではなかったろう。

▶「今回の事件を解決することが、類似事件を防ぐ抑止力になる」。羽目を外した若者たちは、まさか捕まるとは-とシュンとしているようだが、検挙に勝る防犯なしだ。インバウンド(訪日外国人客)にも評価される日本の安全は「街頭の目」が支えている。それでも監視社会というのだろうか。