鳥取県境港市の米子空港で4日、カニのだし汁が蛇口から無料で提供されるユニークなサービスが始まった。
境漁港を抱える同市は、ベニズワイガニなどカニの水揚げ日本一を誇る。一方、鳥取県は「蟹取(かにとり)県」をアピール中。このため、米子空港ビル会社が、県西部の空の玄関口で、特産のカニを国内外にPRしようと取り組んだ。
蛇口は、空港ターミナルビル1階の国内線到着口近くに設置。だし汁は、地元企業が開発のカニエキスが入った香り高い風味が特徴という。空港の利用状況に合わせて、毎日30~100人分を準備する。
開設は、来年2月28日までの毎日午前11時~午後5時だが、当日の予定分がなくなれば終了となる。
同ビル総務課の塩見美沙紀さん(23)は「寒い冬は、特産のカニのだし汁で温まってください」と話している。