浪速風

「終活」ばやりだが、大切にしたい年賀状のぬくもり

今年いただいた年賀状を見ながら宛名書きをしていたら、「本年をもちまして年始のごあいさつを失礼させていただきます」という1枚があった。高齢になり、子供たちも自立して、ここらで人生を見つめ直したいというような理由が書かれていた。「終活年賀状」というらしい。

▶今年のお年玉付き年賀はがきの発行枚数は約24億枚で、昨年を7・2%下回った。最も多かった平成15(2003)年の約44億6千万枚に比べると、半分近くに落ち込んでいる。メールやSNSが普及し、とくに若者はLINEでつながって、改まって年賀状を出す必要はない。年賀はがきが62円に値上がりしたのも、年賀状離れに拍車をかける。

▶「平成最後の-」も、終活年賀状が広がる理由になりそうだ。前述の相手に年賀状を出そうか迷っている。来ないのはわかっているが、縁が切れたわけではない。こちらの近況も知らせたい。年賀状で古き友を思い浮かべるのは、お正月の楽しみである。