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揺らぐ医学部入試 受験直前、混乱拡大の恐れ

合格枠のさらなる減少も

 混乱がさらに拡大することも懸念される。東京医科大の不正発覚後、文科省は医学部のある全国の大学の訪問調査などを行い、複数の医学部入試で不正の疑いがあるとして大学側の自主的な公表を求めてきたが、不適切な扱いを認めて謝罪したのは昭和大だけだ。

 今後、不正の大学が新たに明らかになれば、入試直前なだけに受験生らに及ぼす影響は大きい。そうした大学が東京医科大のような救済措置をとれば、来年入試の合格枠がさらに減少することになる。

 私立大の医学部では12月から一般入試の出願が始まる。文科省では、医学部入試の調査の最終報告を12月中にまとめ、公表することにしている。