高速道路で空から「あおり運転」など取り締まり 滋賀県警

車間距離不保持の車を取り締まるパトカー=20日、滋賀県内の名神高速道路(滋賀県警提供)
車間距離不保持の車を取り締まるパトカー=20日、滋賀県内の名神高速道路(滋賀県警提供)

 滋賀県警は20日、高速道路での事故防止を目的に、名神高速道路と北陸自動車道でヘリコプターを使って「あおり運転」などの車の取り締まりを行った。

 県警ヘリが見つけたあおり運転や速度違反などの交通違反の車の特徴や走行状況などの情報を、高速道路上で待機しているパトカーに無線連絡し、パトカーが違反車を追跡、停止させて摘発する方法で展開。この日は、あおり運転とみなされる「車間距離不保持」2件、速度違反2件の計4件を摘発した。

 県警交通指導課によると高速道路での道交法など交通法令違反の摘発件数は、今年1月から10月末までで5740件。このうち速度違反が4割を超える2467件で最も多く、次いで携帯電話使用1511件、シートベルト装着義務違反864件、車間距離不保持134件が続いている。

 同課の吉井弘明次席は「ヘリコプターでの監視はドライバーにとってどこで見られているかわからないので、緊張感を持った運転につながるはずだ」と話している。

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