科学の街から伝統文化 茨城・つくば市で「つづら」制作

 つづらは古くなっても、水につけて和紙を剥がして張り替えたり、割れた竹を取り換えたりして再生することができる。

 つづらを購入していくのは、第1次ベビーブーム(昭和22~24年)に生まれた団塊の世代の客が多く、自分で着物を入れたり、名前を入れて孫へのプレゼントにしたりするという。現在は注文から納品まで3カ月待ちとなっている。

 今年は、茨城の地域や産業を元気にするデザインを選ぶ「いばらきデザインセレクション」のテーマセレクション部門で「奨励」を受賞した。

 高橋さんは「賞をもらうのはうれしいが、それがきっかけとなってつづらの存在を多くの人に知ってもらい、伝統文化を継承する人が一人でも出てほしい」と話している。

 問い合わせは高橋つづら店(029・845・4783)。(篠崎理)

会員限定記事会員サービス詳細