好調なのに藤井聡太七段、対局数激減のナゾ

 また、昨年の活躍で、トーナメントでシードに配置された棋戦もあり、1回戦を戦わなくて良くなったことも、対局数に影響している。

 一方で、王位戦は予選の初戦で敗れるなど、勝ち上がれず対局数を重ねられなかった棋戦もあり、藤井七段は「早い段階で負けてしまったのは少し残念ではあります」と話した。

 ▲「学業と両立できる」

 藤井七段は今年春から、名古屋市内にある国立の中高一貫校の高校に進学。対局は大阪市福島区の関西将棋会館や東京都渋谷区の将棋会館であり、対局のある日は学校を休んで臨む。学業の内容も中学からレベルが上がり、将棋との両立が課題だ。休んでいる間の授業は、友達がとったノートを見せてもらってカバーしているという。

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 対局が減ったことについて藤井七段は「そういうものかな、という感じです。対局は望めばつくわけでもないので…」と淡々と話した。

 藤井七段の師匠、杉本昌隆七段は「本人にとっては対局が減ったことはうれしくないでしょう」と指摘。もっとも、「今年減ったといっても、少なくもない。そもそも昨年度が多すぎた。

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