志木市文化スポーツ振興公社のゆるキャラで、市の広報大使でもある「カパル」が「ゆるキャラグランプリ2018」のご当地部門で悲願の栄冠をつかんだ。志木市の香川武文市長は18日「本当にうれしい。『できる範囲で頑張ろう、正攻法でやろう』と草の根の市民の力が一つになった結果」と語り、一部のゆるキャラで指摘された自治体職員による「組織票」を否定した。
グランプリの結果が発表された会場に駆けつけていた市産業観光課の石塚匠課長はカパルの栄冠について「最後の挑戦と決めていた。多くのファンが一緒になって盛り上げてくれ、正々堂々と日本一までのストーリーを作り上げることができた」と興奮した様子で語った。
カパルは志木市で古くから伝わるカッパの民話をモチーフにゆるキャラとして平成23年に誕生。来場者と9日に締め切られたインターネット投票を合わせ、88万9346票を獲得した。