内縁の妻の息子殺害、起訴事実認める さいたま地裁初公判

 金銭トラブルから埼玉県新座市の路上で会社員の花田康行さん=当時(58)=を刺殺したとして、殺人と銃刀法違反の罪に問われた茨城県稲敷市の無職、高橋秋男被告(69)の初公判が19日、さいたま地裁(高山光明裁判長)で開かれた。高橋被告は起訴事実を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、高橋被告は内縁の妻と同居し、妻名義の物件の家賃収入などで生計を立てていたが、妻が亡くなった後、妻の息子の花田さんが物件を相続し、家賃収入を譲ろうとしない花田さんに恨みを募らせて殺害を決意したと指摘。弁護側は、孤独感などから高橋被告が将来を悲観し、道連れ目的で花田さんを殺害したと主張した。

 起訴状などによると、高橋被告は2月23日夜、新座市内で、花田さんを包丁となたで殺害し、逃走したとしている。