浪速風

「丹波篠山市」への改名。この住民投票は納得できる

「平成の大合併」は過疎化が進む地方自治体を広域化することで、行財政基盤を強化するのが目的だった。平成11(1999)年に3232あった全国の市町村が、22(2010)年には1727とほぼ半減した。周辺4町が合併して誕生した兵庫県篠山市は、その第1号である。

▶合併後はどれかの地名を踏襲するか、新しい名前にするかだが、篠山市の場合は城下町として栄え、地域の中心だった篠山のままで異論はなかったようだ。特産の黒枝豆や栗、マツタケ、牛肉などが「丹波ブランド」として知られるようになったが、その後、隣接して6町合併の丹波市ができたのが誤算だった。

▶篠山市より丹波市の方が全国的に認知度が高い。ならばこちらも丹波をつけようと、「丹波篠山市」への市名変更の住民投票が行われ、賛成多数だった。新しい名前は根付くのか。京都府側には京丹波町もある。いっそ旧丹波国が大同団結し、地域おこしに取り組んではどうか。