75歳母遺棄、長男を聴取 17日も捜査継続


九十九里浜で山田容子さんの胴体や頭部が見つかった事件で男性(37)の自宅を調べる千葉県警の捜査員=16日、千葉県八街市(白杉有紗撮影)
九十九里浜で山田容子さんの胴体や頭部が見つかった事件で男性(37)の自宅を調べる千葉県警の捜査員=16日、千葉県八街市(白杉有紗撮影)

 千葉県東部の九十九里浜で同一女性の胴体や頭部が相次いで見つかった事件で、千葉県警は16日、同県八街(やちまた)市の会社員の男性(37)が事件に関与しているとみて死体損壊・遺棄容疑で事情聴取し、自宅を家宅捜索した。県警は歯の治療痕などから遺体の身元を男性の母親で無職の山田容子さん(75)と特定しており、17日も捜査を続ける。

 男性は同居する山田さんの長男。司法解剖の結果、山田さんは死亡後に遺体を切断されたとみられる。切断面以外に目立った外傷はなく、死因は不明だが、切断面などから遺体の切断には電動ノコギリのほか、複数の刃物が使われたとみられることが判明。県警は同日、2人の自宅を家宅捜索し、凶器の発見に全力を挙げた。

 捜査関係者によると、遺体は9月26日深夜~27日未明ごろ、九十九里浜周辺に遺棄されたとみられるが、付近の防犯カメラに男性の車が写っていたことが判明。山田さんが9月以降、行方不明になっているにもかかわらず、男性が捜索願を出していないなど、不自然な点があるため、県警は事情聴取に踏み切った。親子間のトラブルの有無を調べている。

 山田さんの遺体は胴体が9月29日に同県大網白里(おおあみしらさと)市の堀川の河口付近で見つかり、その後、10月2日に頭部と右脚、同月8日に左脚がそれぞれ九十九里浜沿いで発見された。発見場所は南北約10キロの範囲だった。