浪速風

日テレは危機管理を学んでいれば…

人気バラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」のやらせ疑惑で、日本テレビの社長が謝罪した。「祭りとしてイメージするには無理のあるものまで拡大解釈して、祭りとして扱ってしまった」という釈明はわかりにくいが、ラオスの「橋祭り」はでっち上げと言われても仕方あるまい。

▶開催費用や参加費、賞金などを支払っていたことも認め、祭り企画は当面休止するという。当初はやらせを否定し、「誤解を招く表現があった」というコメントを出したが、新たな疑惑も報道され、かえって火に油を注いでしまった。日大アメフット部の悪質タックル問題を思い出す。

▶「指導と選手の受け取り方に乖離(かいり)があった」との説明で乗り切ろうとしたが、甘かった。日大も日本テレビも危機管理の要諦を知らなかったようだ。あくまで最悪を想定し、調査もしていないのに事実を否定するなど、誠実性を疑われる対応は避けなければならない。肝に銘じていただきたい。