【時刻表は読み物です】大阪万博輸送に伝説の臨時列車「エキスポこだま」(3/4ページ) - 産経ニュース

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時刻表は読み物です

大阪万博輸送に伝説の臨時列車「エキスポこだま」

 万博を訪れた6421万人のうち、2200万人が利用した国鉄だけでなく、私鉄、地下鉄も万博輸送に注力した。当時の時刻表に設けられた万国博案内のページでは、大阪・梅田から会場へは、地下鉄御堂筋線で北大阪急行の「万国博中央口駅」、阪急で千里線の「万国博西口駅」で下車するのが便利と紹介されている。どちらの駅も期間限定で閉幕とともに廃止された。

 万博をきっかけに大阪の鉄道網は整備が進んだ。開幕の3月15日には近鉄難波線が開通。大阪市営地下鉄(現大阪メトロ)は万博5年前の40年春の路線は御堂筋、四つ橋、中央の3線計約27キロだったが、万博開幕時には谷町、千日前、堺筋の各線が加わり、総延長は約64キロに増えていた。どんどん便利になる当時の大阪の勢い、熱さを感じる。もちろん、45年4月8日、谷町線の延伸工事の現場で79人が死亡する「天六ガス爆発事故」が発生したことも忘れてはならない。

 2025年万博の大阪誘致が成功した場合、会場となる大阪湾の人工島、夢洲には約2800万人が訪れるという。カジノを含む統合型リゾート(IR)施設の設置もにらみながら、JR西日本は桜島線の桜島から、大阪メトロは中央線のコスモスクエアからの夢洲延伸の構想を持っている。