泣きながらこらえる根性で耐え抜いた6年間 柔道・大野将平インタビュー(4)

 --柔道人生で挫折という経験はありますか

 大野 挫折しかないですよ。講道学舎の入門試験でも同級生10人中8番手とかで、めちゃくちゃ弱かったです。それこそ兄とずっと比べられ、「大野哲也の弟」と言われていたのも挫折です。でも、母親には「1年で1人ずつ抜いていきなさい」と言われ、卒業時には学年で一番強くなっていました。

 おおの・しょうへい 平成4年2月3日、山口県生まれ。7歳で本格的に柔道を始め、中学、高校時代は東京の柔道私塾「講道学舎」で基礎を磨いた。天理大を卒業後、2016年リオデジャネイロ五輪で男子73キロ級金メダル獲得。1年余りの休養を経て今年2月に復帰し、8月のジャカルタ・アジア大会で優勝した。13、15年世界選手権王者。得意技は内股と大外刈り。