「家に送ると声かけた」 寝屋川中1殺害公判被告人質問で(1/2ページ) - 産経ニュース

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「家に送ると声かけた」 寝屋川中1殺害公判被告人質問で

 平成27年8月に大阪府寝屋川市の中学1年、平田奈津美さん=当時(13)=と同級生の星野凌斗(りょうと)さん=同(12)=が殺害された事件で、2人への殺人罪に問われた山田浩二被告(48)の裁判員裁判の第5回公判が14日、大阪地裁(浅香竜太裁判長)で開かれた。被告人質問が行われ、山田被告は事件当日に2人を車に乗せた理由を「家出かと思い、送ろうかと声をかけたら、『どこかに連れて行って』と言われた」と述べた。

 山田被告はこれまでよりもさらに短くした丸刈り姿で出廷した。1日の初公判では、突然土下座し、裁判長の制止も聞かずに涙ながらに遺族らに話しかける場面があったことから、裁判長はこの日、証言台の前のいすに座るよう促した際、「この間のようなことをしてはだめですよ」と注意した。

 被告人質問は弁護側から実施された。2人を京阪寝屋川市駅近くの商店街で見かけた際の印象を問われた山田被告は「何をしているのかな、家出かなと思った」と説明。その後、「家に送ろうか」と声をかけたところ、平田さんに「どこかに連れて行ってほしい」と言われたため2人を車に乗せた、と話した。車内に乗せてからは平田さんが京都に行きたいと言い出した、と主張。車の中での星野さんの様子については、「体調が悪そうで、汗をかいていた」と話した。

 事件以前の状況については、福島県で除染作業員として働いていたが、盆休みを利用して大阪に帰省。事件当日は、夜遅くなったため実家には帰らず未明に寝屋川市駅に向かった、などと説明した。

 一方、星野さんについては「(平田さんが)『動いていない』と言ったので車のバックミラーを見たら、息をしていないような感じだった。死んだのかなと思った」とし、遺体を「(大阪府)柏原市内に隠そうと思った」と説明。「(遺体に)テープを巻いたりしたら(遺体が)消えてしまうと思い、コンビニで粘着テープやポリ袋を買った」とした。