移民集団「キャラバン」一部400人が米国境に到着

 【ロサンゼルス=住井亨介】中米諸国から米国を目指してメキシコを北上していた移民の集団「キャラバン」の一部、約400人が13日、米西部カリフォルニア州サンディエゴと国境を接するメキシコ北西部ティフアナに到着した。ロイター通信が伝えた。米政府は移民の到着が本格化するのを警戒、国境の警備を強化している。

 AP通信によると、ティフアナ入りした人々は、市当局から食事の提供を受け、周辺の支援施設に向かったという。

 中部グアダラハラを出発した第1陣のキャラバン本隊約5千人もティフアナを目指して北上を続けており、第2陣の約1300人は首都メキシコ市に到着した。ティフアナにはすでに約2500人の移民が米国への難民申請のため滞在を続けているとされ、さらに多くの移民が到着すれば混乱が生じる可能性もある。

 また、ティフアナを目指す本隊から分かれ、米南部テキサス州との国境を目指す集団も出ている。

 こうした移民の動きに対し、米税関・国境警備局は13日、両国を結ぶ道路の一部をサンディエゴ側で封鎖し、米軍が有刺鉄線やバリケードの設置を始めた。同局の担当者は「潜在的な安全・危機管理上の脅威」だとして警戒を強めている。マティス国防長官は14日、テキサス州の国境地帯に派遣した米軍部隊を視察する。