万博トリビア(1)

国力誇示したエッフェル塔 1889年万博のレガシー

エッフェル塔=2017年6月、パリ(桐山弘太撮影)
エッフェル塔=2017年6月、パリ(桐山弘太撮影)

大阪誘致を目指す2025年万博の開催地が、パリで11月23日に開かれる博覧会国際事務局(BIE)総会で決定するのを前に、これまで世界中で開かれてきた万博のトリビア(雑学)を紹介する。

フランスは19世紀後半に首都パリで5回も万国博覧会(万博)を開催した。1889年、フランス革命の開始から100周年に開いた第4回パリ万博では、目玉としてエッフェル塔を建設。高さ約312メートルは当時世界一の高層建築だった。万博のレガシー(遺産)は、今もパリの象徴としてそびえ立っている。

世界で最初の万博は、1851年にイギリスで開かれたロンドン万博だ。会場の王立公園ハイド・パークにはガラス張りの巨大な展示場、クリスタル・パレス(水晶宮)が建てられ、大きな注目を集めた。入場者数は603万人を数え、当時のロンドンの人口より3倍も多かった。

万博黎明期は列強が覇権を争った帝国主義の時代。各国は産業振興に加えて国力を誇示するためにも万博開催に力を入れ、アジア・アフリカの生活や文化を欧米社会に紹介した。