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--2020年東京五輪・パラリンピックにどう臨むか
「『復興五輪』を掲げ、平成23年の東日本大震災から再起した被災地の姿を世界に発信する。被災者の心を逆なでしないように寄り添っていく。レガシー(遺産)を残し、やってよかったと思える大会にしたい」
--具体的には
「(原発事故の風評被害がある)福島県の食材を使った料理を提供し、安全安心で元気な日本をアピールする。(世界遺産の史跡がある)岩手県平泉町など地方でも歴史や文化に触れてもらい、大会後の観光振興につなげたい」
--サイバー攻撃対策が喫緊の課題だ
「(官民で情報を共有し対策を講じるための)『サイバーセキュリティ基本法改正案』を臨時国会で何とか成立させたい。来年の通常国会までに、対策に熱心な英国やイスラエルを視察することも検討中だ」
--北朝鮮が大会参加の意向を示している
「五輪は平和の祭典だ。北朝鮮の選手が勝っても拍手が起きない雰囲気では、まずい。日本人が心から歓迎できる環境が整うことを切に願う。それには日本人拉致問題の一日も早い解決が大前提だ」
--大会成功の鍵は
「パラリンピックの成功が不可欠だ。車いすテニスの国枝慎吾選手と親交があり、一層熱意がわく。史上初の(昭和39年に続く)パラリンピック同一都市開催によって、共生社会の重要性を訴えたい」(甲斐太)