話の肖像画

建築デザイナー カール・ベンクス(76)(1)

古いものを残すのは、次の世代のためにすごく大事なことです。実際、日本人が欧州で訪ねるのは古い街並みが残るロンドンやパリ、イタリアなどです。

東山さんには一度、ドイツのデュッセルドルフでお会いしたことがあります。日本人の絵画の展示会をやっていると聞き、有名な人とは知らずに会場に入りました。挨拶をしたら、「なぜ日本語をしゃべれるのか」「どこから来られたのか」と尋ねられたのを覚えています。すごく気の良い方でした。(聞き手 村山雅弥)

【プロフィル】カール・ベンクス

1942(昭和17)年、ドイツ・ベルリン生まれ。絵画修復師だった父の影響で日本文化に関心を持つ。建築デザイン事務所に勤めた後、空手を学ぶため昭和41年、日本大学に留学。以来、欧州と日本を行き来しながら、建築デザイナーとして古民家の移築や再生を手掛けてきた。平成5年に新潟県十日町市の古民家を購入し、再生して居を構える。

(2)へ進む

会員限定記事会員サービス詳細