「社会へ巣立たせ、戻れる場所に」子供ら見守る里親(3/3ページ) - 産経ニュース

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「社会へ巣立たせ、戻れる場所に」子供ら見守る里親

計15人の中高生を

 長期の受け入れだけでなく、短期間の受け入れを繰り返す里親もいる。

 NPO法人「東京養育家庭の会」(新宿区)副理事長の今井信吾さん(57)は、夫婦で計15人もの女子中高生の里子を短期で受け入れてきた。

 最長期間は2年6カ月。中高生で里子となる子供は虐待か育児放棄を受けていることが多く、「打ち解けないケースも多かった」(今井さん)。

 中には荒れる子供もおり、「できるだけ里子が幼少期だった頃のイメージを膨らませて接するように努めた」。将来の自立を視野に、身の回りの掃除や洗濯、食器の後片付けなどは里子自身が行うことをルールにしている。

 「社会に巣立たせ、戻れる場所を作ってあげたい」と今井さん。自立した元里子のうち数人は、毎年正月になると、帰省のように今井さん宅を訪れるという。

(吉原実)