「おっさんずラブ」が3冠 東京ドラマアウォード授賞式

受賞者の田中圭、吉田鋼太郎(上段左から)、イェン、石原さとみ、阿川佐和子、田中奏生(下段左から)
受賞者の田中圭、吉田鋼太郎(上段左から)、イェン、石原さとみ、阿川佐和子、田中奏生(下段左から)

 日本ドラマの海外発信を目的とした「東京ドラマアウォード2018」の授賞式が東京都内で開かれ、連続ドラマ部門グランプリにテレビ朝日「おっさんずラブ」が選ばれた。同性の上司と後輩から告白されるモテ男を演じた田中圭が主演男優賞、乙女心のおっさんヒロインを演じた吉田鋼太郎が助演男優賞に輝き、3冠を達成。田中は授賞式で「僕にとってはスタート」と喜びを語った。

 同作品は、女好きだがモテない会社員(田中)が、家庭持ちだが乙女心を隠し持つ上司(吉田)らから告白される異色の恋愛ストーリー。これまで主役を演じる機会が少なかったという田中は「俳優18年の集大成と思ってやったけど、まだまだ楽しいことがこの先ありそうと思えてきた。これ以上のものをやりたい」と意気込んだ。

 また、法医学をテーマにしたTBS「アンナチュラル」が、連続ドラマ部門優秀賞のほか、主演女優賞、脚本賞など6部門に輝き、最多受賞となった。

 東京ドラマアウォードは民放連やNHKなどで構成する「国際ドラマフェスティバル in TOKYO実行委員会」が主催し、平成20年に創設された。

 今回の主な受賞作・受賞者は次の通り。

 【連続ドラマ・グランプリ】テレビ朝日「おっさんずラブ」

 【単発ドラマ・グランプリ】NHK「眩(くらら)~北斎の娘~」

 【個人賞】主演男優=田中圭、「おっさんずラブ」▽主演女優=石原さとみ、「アンナチュラル」▽助演男優=吉田鋼太郎、「おっさんずラブ」▽助演女優=阿川佐和子、TBS「陸王」▽脚本=野木亜紀子、「アンナチュラル」▽演出=塚原あゆ子、同▽特別=同制作チーム

 【主題歌賞】米津玄師(よねづ・けんし)「Lemon(レモン)」(同主題歌) 

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