東京海上がサイバー攻撃の相談窓口 保険大手初、初動など助言 - 産経ニュース

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東京海上がサイバー攻撃の相談窓口 保険大手初、初動など助言

 東京海上日動火災保険がサイバー攻撃を受けた企業から相談を受け付けるコールセンターを来年1月にも開設することが29日、分かった。サイバー攻撃のリスクを補償する保険に加入する企業を対象に、ウイルス感染の初動対応の助言やウイルス除去の遠隔サポートなどのサービスを365日無料で提供し、被害を最小限に食い止められるように支援する。

 大手保険会社がサイバー攻撃に関する相談窓口を設置するのは初めて。専用のフリーダイヤルに連絡すれば、サービスを受けられる。現場に駆け付けるサービスの提供も検討する。

 中小企業などでは対策が脆弱(ぜいじゃく)な企業が多く、受け皿が必要と判断した。対策済みの大企業などが難易度が高いトラブルに遭った際にも、弁護士ら専門家を紹介して円滑な対応を支える。

 警察庁によると、平成29年に全国の警察の相談窓口で受理したサイバー攻撃などに関する相談件数は約13万件と25年から約5割増えた。セキュリティー問題を専門に扱う対策室の設置は全企業の12%にとどまる。

 東京海上は付帯するサービスを充実させ、サイバーリスク保険の普及を促す。親会社の東京海上ホールディングスは9月にサイバーリスクのグローバル統括職を日本の損害保険グループで初めて設置するなど、グローバルで態勢整備に乗り出している。