「無料公開」でも無断転載により損害 まとめサイト側に賠償命令 東京地裁

東京地裁(柴田義明裁判長)は9月の判決で、原告が無料で公開したイラストであっても「第三者が無断で利用することを許諾しているとはいえない」として「原告は損害賠償金を求められる」と認定。女性が過去に出版社や広告会社から得たイラスト原稿料を基に、サイト側に計30万円の賠償を命じた。

一方で判決は「ツイッター社の条件に従えば、第三者が投稿を使用できる」とも言及。ツイッターは利用規約で、元の投稿画面にアクセスでき、アカウント名が明示される「埋め込み」機能を使えば他のサイトへの転載を認めている。ただ、今回のサイトは埋め込みを使わずにイラストを転載しており、判決は著作権侵害に当たると判断した。判決は同月に確定した。

サイトの関係者によると、今後は画像の引用元を明記するほか、文章の引用は数行程度にとどめ引用元のリンクを添付する対応を取るという。

他の3件の訴訟でもサイト側に賠償命令が出され、うち1件は2審で和解した。女性によると、14のサイトが支払う額は計約470万円に上った。

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