酒呑み鉄子の世界鉄道旅

高山植物が咲き誇るトレッキングコースも。コーカサスの絶景を楽しむ山岳リゾート

 ちなみにギリシャ神話では、プロメテウスが天から火を盗んで人間に与えたため、ゼウスの怒りに触れて閉じ込められた山であり、キリスト教の伝説では、イエスが生まれた時に寝かされた飼い葉桶が、この山に隠されたと言われているそうだ。ジョージア人は伝説好き。前回も紹介したように(*前回へのリンクをお願いします)、ジョージアには、ユニークなエピソードから宗教とゆかりが深いものまで至るところにものがたりがあり、現代まで語り継がれている。

 そんな神秘の山々に抱かれるように佇むリゾートが「ルームズ ホテル カズベキ」。私は前段で「トビリシから日帰りも可能」と書いたが、ここへ来て考えが変わった。時間が許せば、ここは1泊するべきだ。

 このリゾートを拠点に、山のふもとに広がる街を訪れたり、コーカサス特有の植物を鑑賞しながらトレッキングをしたり、アクティビティも用意されているが、せっかくコーカサス山脈を目の前にしているのだから、こんな時くらい何もしない贅沢を楽しみたい(参考までに、長めにステイするゲストの多くはヨーロッパからで、5泊~1週間ほどのんびり滞在して、2回くらい外出するとか。優雅すぎるでしょ、ヨーロッパめぇ?)

山岳リゾートらしく、レストランは1日3食とカフェタイム、夜のバータイムまでフル営業。ジョージア名物のワインを飲みながら、マジックアワーの空の色(山が高く谷が深すぎて夕陽は見られない)や星を眺めたり、早起きして朝日を浴びるカズベギ山に見惚れたり。前面に大きな窓をとった温水プールとサウナ、インドアとアウトドアのプールデッキがあり、暑い日中も肌寒い朝夕も気温に合わせて使い分けられるようになっている。

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