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プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)で横浜DeNAベイスターズから育成1位指名を受けた滋賀学園高校3年の宮城滝太(だいた)投手(18)が26日、同校で記者会見を行い、「チームを背負う投手になりたい」と意気込みを語った。
宮城投手は「近畿の強豪校と戦えて大きな経験になった。滋賀の人たちにはたくさんの応援を頂いた」と感謝の言葉を口にし、「身体を作って力を付け、ピンチで三振を取れる選手になりたい」と抱負を述べた。
宮城投手は沖縄県嘉手納町出身で、小学2年から野球を始めた。同校の野球部には沖縄出身の選手が多く在籍しており、先輩らに誘われる形で入部を決めた。
身長181センチの右腕から繰り出す最速141キロのストレートと2種類のスライダーが持ち味で、昨年の選抜高校野球では2試合に登板。計10回を投げ、3失点と好投し、プロ球団からの注目を集めた。今年はエースとしてチームを率いた。
同校では平成11年の創部以来初のドラフト指名。山口達也監督(47)は「しなやかな腕の振りが魅力だ。身近な先輩がプロ入りし、後輩にも良い影響を与える。野球部の歴史の中で大きい1日となった」と笑顔をのぞかせた。
会見後にはチームメートらが宮城選手を胴上げしてプロ入りを祝福した。