競走馬厩舎も働き方改革 滋賀・栗東トレセン

働き方改革について労基署の担当者から説明を受ける調教師たち=25日、滋賀県栗東市の栗東トレーニングセンター
働き方改革について労基署の担当者から説明を受ける調教師たち=25日、滋賀県栗東市の栗東トレーニングセンター

 残業時間の上限規制や有給休暇取得の義務化に向けた取り組みが進む中、大津労働基準監督署は25日、滋賀県栗東市の日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンターで調教師を対象とした研修会を開き、事故防止とともに、有給休暇の取得など「働き方改革」への取り組みを求めた。

 研修会には同センターで厩舎(きゅうしゃ)を運営する調教師約90人が参加。落馬など仕事中の事故やパワーハラスメントなどの防止に続き、働き方改革について同労基署の担当者が説明した。

 労働基準法上、厩舎の業務は、同法が定める労働時間や休憩・休日の規定の適用が除外され、調教助手や厩務(きゅうむ)員の労働時間の把握などは義務づけられていなかった。6月の働き方改革関連法の成立に伴い、厩舎でも年間5日間の有給休暇取得や従業員の労働時間の把握、長時間労働者への面接指導が必要となる。

 馬が体調を崩した際や多くの2歳新馬を新たに預かる9~10月には、調教師の業務量が大きく増えることもあるという。

 同労基署の吉川昌毅安全衛生課長は「法律上の具体的手段はこれからだが、従業員の健康管理などを進めてほしい」と呼びかけた。

 研修会に参加した清水久詞調教師(46)は「生き物相手のため仕事量が読めないところはあるが、協力してできるところから取り組みを始めたい」と話した。

会員限定記事会員サービス詳細