【就活リサーチ】今年苦労したのは採用担当?(1/2ページ) - 産経ニュース

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就活リサーチ

今年苦労したのは採用担当?

 超売り手市場だった平成31年卒採用戦線では、採用担当者も苦労しました。説明会は小さなものを含めて100回という担当者も少なくありません。どうにか選考ができるほどの応募者を集め、面接を終えると学生からそっけない辞退のメールがくるなど、悪戦苦闘が続きました。

 今年の就活戦線は、質・量のどちらかに不満を持つ企業が多く、中でも人数に不満が多い結果になっています。採用担当者から寄せられたコメントから、今年の採用戦線を振り返ってみます。

 「学生が企業を両てんびんにかけ、辞退をするのが当たり前になっている」

 学生は、内定を複数社からもらって、より自分の条件に合う会社を選んでいきます。新しい企業からの内定と志望度が低くなった会社と交換していく様子は、わらしべ長者のよう。辞退をされる企業にとってみたら、たまったものではありません。

 「9月に入ってからの内定辞退が多かったのが想定外」

 ずっと内定を保有したまま、内定式直前で辞退をするタイプの学生がいます。それまでそんなそぶりを一切見せないので、採用担当者のショックは大きいことでしょう。

 「学生から、すんなり内定承諾をもらえない。営業時代のつらい日々を思い出す」

 日参しても契約をもらえない新人時代の営業活動を思い出したとコメントをいただきました。相手が学生とはいえ、のらりくらりとかわされ、なかなか首を縦に振ってはくれません。第1志望の企業の結果が出る日まで待ってもらえますかといわれても、決して嫌な顔はできません。

 「仕事よりも生活重視の学生が増えた。仕事も生活の一部という考えはもはや古いのか」

 昨今の働き方改革で、企業は残業抑制の日々。採用担当者も例外ではありません。面接の案内の電話をしても学生が捕まらず、こっそりと残業する毎日だったといいます。揚げ句の果てに学生に「夜に連絡が来るなんて」と言われ、やるせない気持ちでいっぱいのようです。