人気アイドルグループ「欅坂46」のメンバー、長濱ねるさん(20)が幼少期を過ごした長崎県新上五島町奈良尾地区の住民有志が、テレビ番組のロケや写真撮影で長濱さんが再訪した場所をまとめた地図を作成した。約2カ月前から地元の飲食店などで無料配布したところ、用意した7千部がほぼなくなる人気ぶり。第2弾を予定している。
奈良尾地区は五島列島の中通島にある。長濱さんは3歳から7歳まで過ごした。「聖地巡礼」と称して訪れるファンも多く、今年初めから飲食店関係者や高校生ら約15人で作成に取り掛かった。
「ねるちゃんマップ」と称した地図はA4判で、長濱さんがここ数年、回った神社や港など12カ所を紹介する。裏面には、ゆかりのある住民らの応援メッセージを掲載した。
8月下旬に配布を始めた後、会員制交流サイト(SNS)で情報が広がり、観光客や出張者も手に取るようになった。長濱さんも公式ブログでPRする。
第2弾は、同地区以外の場所も掲載する予定という。関わった飲食店従業員、宮下みなみさん(26)は「反響の大きさに驚いた。長濱さんも地図を手に島を回って、昔を思い出してほしい」とさらなる盛り上がりを期待した。