旬のサトイモで「芋-1グランプリ」岡山・奈義

特産のサトイモがふんだんに入った芋煮を振る舞う地元女性=岡山県奈義町
特産のサトイモがふんだんに入った芋煮を振る舞う地元女性=岡山県奈義町

 ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」ならぬ「芋-1グランプリ」が、岡山県奈義町豊沢の奈義中央広場で開催された。同町特産で、旬のサトイモをふんだんに使った「芋煮」が大釜で作られ、来場者は8種類の味比べを楽しんだ。

 同町恒例イベント「那岐山麓の恵みまつり」の中の目玉で、今年で6回目。

 20日に開かれた同グランプリの会場では、地元団体8チームがそれぞれ直径約1メートルの大釜で、サトイモと地元産野菜、同町ブランド肉「おかやま黒豚」などを煮込み、しょうゆやみそなどを使った自慢の味付けで提供(1杯100円)。

 今年のグランプリは、手作りみそで仕上げた初出場の県立勝間田高(同県勝央町勝間田)の芋煮が来場者の投票で決定した。

 同県和気町から家族4人で訪れた会社員、井上昌樹さん(40)は「昨年の芋煮の味が忘れられず今年も来ました」と言い「サトイモがほっこりとやわらかく、味がしみておいしい」と笑顔だった。

 奈義町は日本三大悪風の一つとされる局地風「広戸(ひろと)風」に見舞われる地域で、芋煮が作られる大釜は、災害時の炊き出し用として同町が町内全19地区に提供。

 400食分対応の大釜は、住民の集いやイベントなどでも活用され、地域力が育まれているという。