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入団2年目の宝塚歌劇団宙(そら)組娘役、夢白(ゆめしろ)あやが「『異人たちのルネサンス』-ダ・ヴィンチが描いた記憶-」の新人公演でヒロインに抜擢された。自身初ヒロイン。「うれしい半面、頑張らなきゃと思います」と力を込める。兵庫・宝塚大劇場は23日、東京宝塚劇場は12月6日。(橋本奈実)
「正直、(自分がヒロインをするとは)まったく想像していなくて。うわっ!と、すごくビックリしました。同期が『支えるからね』と言ってくれて、私の折れそうな心が温かくなりました」と初々しく語る。
本公演ではヒロインの少女期役を演じる。本役の娘役トップ、星風(ほしかぜ)まどかから「一緒に頑張ろう」と言われ、アドバイスをもらい、星風の役作りも間近で見てきた。「本公演で演じる少女期とつながっている姿と、私自身の新たな一面を作れたら」
入団1年目、組配属されたばかりの自身初の新人公演で、ヒロイン級の大役を得た。本番前、そのとき主人公を演じた男役スター、瑠風輝(るかぜ・ひかる)から、「やりたいように、やればいいんだよ」という温かい言葉をかけてもらい、倒れそうなほどの緊張から抜け出せたそう。
今回の新人公演主演も瑠風。「すべてを教えていただいた、尊敬する方です。また、このような機会をいただけてうれしいです」
6歳からクラシックバレエを習い、ミュージカル映画を見るのが好きだった。たまたま、チケットが当たったブロードウエーの来日公演「雨に唄えば」を見て感激、声楽も習い始めた。