話の肖像画

ポケットマルシェ代表・高橋博之(44)(1) 食べ物付き情報誌を創刊

創刊号は350部を発行しました。当時、東日本大震災の被災地へ、人々の足は遠のき始めていました。一方で、東北を応援したいというコミュニティーは出来上がっていました。口コミで広がり、60号を超えた今は1千部にまで拡大しています。

〈同じコンセプトの「食べる通信」は東北を含め39の地域に拡大した。それぞれ違う方式で、運営主体も編集長も異なる。台湾でも4種類の「食べる通信」が発行されている〉

自分と同じ運営のやり方を求めるフランチャイズ方式にはしたくありませんでした。それぞれの方法で、地域が生産者と消費者をつなげる競争をする。地元のレストランや老舗出版社が運営している地域もあれば、行政や漁協、主婦の任意団体など多様です。

日本でも人口減少の激しい東北は課題先進地域です。都市の肥大化が激しい東アジアは同じ課題を抱えています。台湾のほか韓国や中国にも「食べる通信」を広げたいと思っています。(聞き手 高木克聡)

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