華麗なる宝塚

宙組トップスター、真風涼帆「大きくなった姿見せたい」

作・演出の田渕氏は「真風にピッタリ合う役」と言ったそう。だが、自身は「最後に絵を描いたのは中学時代の写生。絵画鑑賞の趣味もない。大半の方が私に抱くイメージ通りで残念です」と笑わせる。「芸術家を演じるのも初めて。新境地の役になると思っています」と力を込めた。

実在の偉大な芸術家。改めて調べてみて、異名通り、さまざまな分野にたけた天才と痛感した。自身とは遠い存在だと思ったが、稽古を重ねるうち、あくなき探求心や尽きぬ想像力の中にある人間味に共感していった。

「もちろん、普通の感覚を超えた、突出した部分がある人。でも努力なくして、素晴らしい絵が描けたわけではない。鳥一つ描くために生物学を学ぶなど、才能と同じだけの努力をされた。そこも大切にしたい」

絵画の描き方も調べた。「どこから描いていくのか。いつ筆を入れるかなど基本的なことも」。ダ・ヴィンチはもともと左利きで、矯正して両利きにしたとされる。右利きの真風にとって「絵を描く動作もすごく難しい」。ポスター撮影時も苦労したという。

光明は、演出の田渕氏が左利きだったこと。その動作を観察して参考に。「左利きだと、そういう角度でノートに書くのかと。私は左手にペンを持つだけで、むずかゆい感覚になるので、違和感をなくそうと、左手で線を書いたりもしました」と振り返った。

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