「太冠酒造」(南アルプス市上宮地)は15日、日本酒をベースに人気ブドウ品種「シャインマスカット」の果汁を加えたリキュール「太冠シャインマスカット」(500ミリリットル、税別1500円)を発表した。
17日から順次、県内の百貨店や酒販店、同社のインターネットサイトで発売する。中国と香港での販売も計画している。限定約2千本。
太冠酒造によると、県産山田錦を使った純米酒に、県内の農家が今夏に収穫したシャインマスカットを冷凍後、粉砕果汁にしてブレンドした。
アルコール度8%。「フレッシュな香りと甘み、酸味がマッチしたさわやかな飲み口」で、ロックや炭酸割がおいしいという。
昨年11月、同社の大沢慶暢社長がシャインマスカットの輸出を扱う業者から「日本酒を使ったお酒にできないか」と提案を受け、企画した。
大沢社長は「果汁の配合率が飲み口のポイント。夏にタイと台湾で試飲会を行い、海外の人の好みも考慮し、フレッシュな飲み口にした」と話した。