花組娘役トップ、仙名彩世さん退団へ

仙名彩世
仙名彩世

 宝塚歌劇団は15日、花組娘役トップスターの仙名彩世(せんな・あやせ)さんが、来年4月28日付で退団すると発表した。16日、兵庫県宝塚市内の同劇団で退団会見を開く。

 仙名さんは宮城県名取市出身。平成20年に首席で宝塚歌劇団に入団した。月組トップ、珠城(たまき)りょうさんと同期。花組に配属され、高い歌唱力、演技力を誇る芸達者の娘役として、新人公演のヒロイン経験こそないものの、悪役など個性的な役柄を演じ、印象を残してきた。

 25年に宝塚バウホール公演で初ヒロイン。26年、花組前トップ、蘭寿(らんじゅ)とむさんの退団公演で初のエトワールを務める。28年には「ME AND MY GIRL」で、これまでベテランの娘役が演じてきた公爵夫人役を、若くして役替りで経験した。

 29年2月、入団10年目を目前にした9年目の遅咲きで花組トップ、明日海(あすみ)りおさんの3人目の相手役として、トップ娘役に就任。演技の幅の広さから、ヒロインの固定概念にとらわれぬ役柄も演じ、新たなトップコンビ像を作っていた。

 最後の公演は「CASANOVA」(作・演出、生田大和氏)。稀代のプレイボーイを主人公にオリジナルストーリーで描く1本もので有終の美を飾る。宝塚大劇場は来年2月8日~3月11日、東京宝塚劇場は同3月29日~4月28日。