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埼玉県内最大級の花火大会「こうのす花火大会」が13日夜、同県鴻巣市糠田の荒川河川敷で開かれた。約2万発の花火が夜空を彩り、県内外から訪れた見物客約40万人は光と音の「芸術」に酔いしれた。
花火大会は、地域振興などのため、鴻巣市商工会青年部が平成14年から始めた。今回で17回目。
この日も例年通り、世界最大の打ち上げ花火としてギネス世界記録に認定されたこともある「正四尺玉」が大輪を咲かせ、観客は規格外の大迫力に歓声を上げた。
埼玉県越谷市の会社員、西田淳郎さん(29)は「いろいろな種類の花火を堪能できてよかった。音楽に合わせて花火が上がる演出も気に入った」と話していた。
大会に先立ち航空自衛隊による航空ショーも行われ、入間基地から飛来したジェット練習機「T-4」が鴻巣の空を駆けた。地元の共産市議らが8月、航空ショーを中止するよう求めたが、市商工会青年部は予定通り実施する方針を決めていた。