09~17年の8年間を通算すると、沖縄はインバウンドが約14倍、京都は約7倍、大阪は約5.5倍に増えた計算だ。大阪は前々回調査(16年度版、24.2%)、前回(17年度版、24.0%)の連続世界1位から陥落した格好だが、それを上回ったのは西日本の観光都市だった。一方、東京は前々回の5位(18.5%)、前回の6位(17.7%)から順位を落とした。
今年のランキングでは1位から7位まで日本を含むアジアの都市が独占、20位以内に15都市が入るなど、アジア圏がビジネスでも観光でも魅力を増し、重要性を高めている様子が顕著に現れた。
17年のインバウンドは東京が世界8位
一方、各都市への渡航者数(人数)のランキングトップ10と、50位以内に入った日本の都市は次の通り。10位以内にアジアから5都市がランクインした。
1位:バンコク(タイ) 2005万人
2位:ロンドン(イギリス) 1979万人
3位:パリ(フランス) 1744万人
4位:ドバイ(アラブ首長国連邦) 1579万人
5位:シンガポール 1398万人
6位:ニューヨーク(アメリカ) 1313万人
7位:クアラルンプール(マレーシア) 1258万人
8位:東京 1193万人
9位:イスタンブール(トルコ) 1070万人
10位:ソウル(韓国) 984万人
19位:大阪 842万人
33位:北海道 566万人
1位から6位までは前年と全く同じ顔ぶれと順位だった。東京は前年の1115万人から78万人増え、順位を1つ上げた。大阪は前年の698万人から144万人増えたが、順位は17位から2つ下がった。