ビジネスの裏側

イオンも丸亀製麺もこぞってミャンマーへ ラストフロンティアは本当か

【ビジネスの裏側】イオンも丸亀製麺もこぞってミャンマーへ ラストフロンティアは本当か
【ビジネスの裏側】イオンも丸亀製麺もこぞってミャンマーへ ラストフロンティアは本当か
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 2011年に軍事政権から民政移管され、高い経済成長を続けているミャンマーで、日本企業の進出が加速している。外務省によると、ミャンマー国内の日系企業拠点数は2012年の75カ所から、昨年は438カ所へと5・8倍に膨らんだ。企業のねらいは、人口約5300万人の一大市場の獲得だ。かつて途上国進出は安い労働力の製造拠点確保が主眼だったが、ミャンマーではメーカーが販売会社を設け、スーパーや飲食チェーンも出店するなど、現地の消費者とともに歩んでいる。(藤谷茂樹)

農業「機械化」に商機

 アジアの経済発展の「ラストフロンティア」とも呼ばれるミャンマー。最大都市ヤンゴンの中心部から車で1時間のティラワ経済特別区には、日本との共同事業で開発された工業地帯が広がり、多くの日系企業が拠点を構えている。

 農機製造販売のクボタは2015年、現地販売会社のクボタミャンマーを設立した。敷地内の作業場で、ティラワ港から荷揚げされた農機の最終組み立てを行い、同国内で販売する。

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