前向きな気持ち、詩に ダウン症の隅野さん作品展 神戸で10日から

画業15周年記念の作品展を開くダウン症の書家、隅野由子さん(右)=神戸市中央区
画業15周年記念の作品展を開くダウン症の書家、隅野由子さん(右)=神戸市中央区

 ダウン症を抱えながら書家として活躍する神戸市西区の隅野由子さん(33)が今月10日から14日まで、画業15周年記念の作品展をそごう西神店5階特設会場(同区糀台)で開く。丸みのある独特の書体で前向きな詩をつづる作品にファンも多く、隅野さんは「1人でも多くの人に『元気をもらった』といってもらえるとうれしい」と呼びかけている。

 隅野さんはオーストラリアに留学していた高校3年時に書道を始めた。短大では美術デザインを専攻。作品は頭に浮かんだ言葉をそのまま書き記した明るい詩ばかりで、母親の滋子さんは「苦しいことを経験してきたから人の痛みが分かり、大切なものも分かるのだと思う」と話す。

 作品展は隅野さんの代表作や新作約25点を展示。今年3月に東日本大震災で津波被害を受けた宮城県名取市を訪れ、被災者と交流して感じた思いを「命」という字に込めた作品「合掌」も出展する。

 午前10時~午後7時半(14日は同6時)。10日の同3~5時と11日以降の同1~5時には隅野さんも来場する。入場無料。問い合わせはそごう西神店(電)078・992・2111。

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