自虐アイドル「東播磨ちゃん」再び 因縁の地明石で21日にトークイベント

明石のイベントに登場する「東播磨ちゃん」(中央)ら「Team HYOGO」のメンバー(県東播磨県民局提供)
明石のイベントに登場する「東播磨ちゃん」(中央)ら「Team HYOGO」のメンバー(県東播磨県民局提供)

 兵庫県の明石や加古川など東播磨地域3市2町を管轄する県東播磨県民局が制作したPR動画に出演した女性アイドル「東播磨ちゃん」が今月21日、明石市で開催するイベント「ふれあいフェスティバルin東播磨」に登場し、トークイベントを行う。動画をめぐっては明石市が「内容が自虐的」と抗議し、一時配信停止に追い込まれるなど騒動に発展したが、因縁の地で再び東播磨の魅力を発信する。(荒木利宏)

 PR動画は、神戸と姫路に挟まれた東播磨地域をセンターながら地味で目立たない女性アイドル「東播磨ちゃん」に見立てるという内容で、今年3月末から動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開された。

 ところが、明石市の泉房穂市長が「明石市はいまや日の出の勢いで、自虐ネタの対象にするのはおかしい」と抗議したことから、同局は4月20日から動画配信を中断。その後に配信は再開されたが、インターネット上で是非をめぐって物議をかもすなど話題を集めた。

 PR動画のみの登場予定だった東播磨ちゃんだが、騒動の影響で知名度が向上。再登場を望む声が多かったことから、同局は東播磨をPRするイベントへの出演を依頼した。東播磨ちゃんは動画にも登場した「神戸ちゃん」「姫路ちゃん」を加えた3人組アイドルグループ「Team HYOGO」として参加する。東播磨ちゃんに扮する女優の小西はるさんは「素敵な機会をいただけたので、みなさんと楽しめるイベントにしたい」とコメントした。

 当日は午後2時半ごろから、明石市大明石町のパピオスあかし2階のあかし市民広場でトークイベントを予定している。問い合わせは同局地域振興室県民課((電)079・421・9093)。

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