「フェルメール展」開幕 日時指定で入場スムーズ 初日から多くの来場者

 「ワイングラス」(右)などのフェルメール作品を観賞する来場者=5日午前、東京・上野公園の上野の森美術館(古厩正樹撮影)
 「ワイングラス」(右)などのフェルメール作品を観賞する来場者=5日午前、東京・上野公園の上野の森美術館(古厩正樹撮影)

 「フェルメール展」が5日、東京・上野公園の上野の森美術館で開幕し、初日から多くの来場者でにぎわった。

 上野の森美術館は今回、待ち時間短縮のため「日時指定入場制」を導入。希望の日と時間枠を選び、インターネットなどからチケットを事前購入する方式をとっている。鑑賞の手引きとして、来場者全員に音声ガイドを無料貸し出しすることにした。

 この日午前9時半の開館前にはチケット持参の300人以上が列を作ったが、オープンとともに比較的スムーズに来場。出勤前の空き時間を利用し鑑賞したという東京都台東区の自営業、田中秀規さん(46)は「何時間も待つ無駄がなくて良いと思う。これだけの数のフェルメール作品を一度に、しかも近くで見られてよかった。やはり本物は違う。また来たい」と話していた。

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