フェルメール展5日開幕 大阪展合わせれば10作品鑑賞も 歴史的展覧会に 

フェルメール展5日開幕 大阪展合わせれば10作品鑑賞も 歴史的展覧会に 
フェルメール展5日開幕 大阪展合わせれば10作品鑑賞も 歴史的展覧会に 
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 上野の森美術館(東京・上野公園)で5日開幕する「フェルメール展」。4日、初日を前に開会式と内覧会が開かれ、光の魔術師とも称される17世紀オランダの画家、ヨハネス・フェルメールの傑作群が披露された。来年2月から大阪でも一部異なる作品が展示され、東西を通して回れば最大10作品を鑑賞できる。

 「これは一つの事件。歴史的な展覧会です」。日本側監修者の千足伸行(せんぞく・のぶゆき)成城大名誉教授は展示の意義を強調する。43歳の若さで世を去った画家の現存作は35作品前後とされ、今回は国内展では最多の9作品が展示されるからだ。来年2月16日から大阪市立美術館で巡回する大阪展を合わせて訪れることで、全作品の3割近い10作品が鑑賞できる絶好の機会となっている。

 内訳は東京展で9作品(うち2作品は期間限定)、大阪展で6作品を公開。「牛乳を注ぐ女」「ワイングラス」「真珠の首飾りの女」「赤い帽子の娘」の4作は東京のみ、「恋文」は大阪のみとなる。

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