100歳時代プロジェクト

ダンスで「格好良く」 音楽と振り 認知症予防に効果

【100歳時代プロジェクト】ダンスで「格好良く」 音楽と振り 認知症予防に効果
【100歳時代プロジェクト】ダンスで「格好良く」 音楽と振り 認知症予防に効果
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 誰もが100歳まで生きることが当たり前となる時代に備え、産経新聞社が立ち上げた「100歳時代プロジェクト会議」はこのほど、ヘルスケア委員会を開き、健康寿命の延伸に向けた行動計画について議論した。ダンス&ボーカルグループ「EXILE」のUSAさんを新たにプロジェクトのアドバイザーに招き、「ダンスの力」に注目。ヘルスケア委員で認知症予防の第一人者である東京医科歯科大学特任教授の朝田隆氏、国立長寿医療研究センター予防老年学研究部長の島田裕之氏とともに、ダンスによる健康づくりや認知症予防について話し合った。

 島田氏は「認知機能の改善には運動をしながら頭を使うことが効果的。音楽に合わせ、動きを覚えるダンスはまさに当てはまる」と分析。朝田氏も「音楽に合わせ、振りをまねて踊るトリプルタスクが脳を刺激する」と語り、ダンスによる認知症予防の効果を指摘した。USA氏は「踊りながら先の動きを想像することが脳を活性化させると実感している」と述べた。

 予防には継続が大切だとの認識で一致し、島田氏は「できたという達成感があれば高齢者もはまる」と指摘。朝田氏は「『格好良い』と褒められることが意欲につながる」と述べた。USA氏も「孤独感から解放され、仲間とのつながりを感じられる」と、ダンスの魅力を強調した。

運動がイチオシ

 --100歳時代の最大の課題は、健康寿命を延ばしていくことだと考えています。その阻害要因となる認知症や脳血管障害、フレイル(身体機能や認知機能が低下した状態)は運動による予防効果が期待できるといわれています。運動の効果について伺いたい

 島田氏 良い影響をもたらすメカニズムはひとつでなく、多彩な要素があると考えられます。運動をすると、血圧が下がったり脂質代謝や糖尿病が改善したりと脳血管障害の原因を改善させるといわれます。また、脳は栄養素がないとしぼんでいきますが、運動することで栄養素が多く発現することが分かっている。運動は脳を鍛えることでもあります。認知症の予防には喫煙や運動不足、生活習慣病などのリスクをできるだけ減らすことが重要ですから、まずは運動不足の解消から始めていただきたいと思います。

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