寄付者が用途を選択 ふるさと納税制度を全面見直し 群馬・渋川

「頭文字D」のオリジナルフレーム切手セット
「頭文字D」のオリジナルフレーム切手セット

 群馬県渋川市は2日、ふるさと納税制度を全面的に見直し、寄付者が、市が取り組む特定の事業を選び、寄付金の用途に指定できるようにしたと発表した。

 寄付金の用途に加わったのは、来年11月2、3日に行われる国指定重要有形民俗文化財「上三原田の歌舞伎舞台」(同市赤城町)の創建200年祭の関連事業。1万円寄付すると、200年祭当日の優先席1人分を返礼品として贈る。

 今月1日に市内の郵便局で限定発売され、販売開始からわずか1時間で完売した人気の切手セット「頭文字(イニシャル)D ようこそ渋川市へ」も返礼品の一つで、既に60件超の申し込みがある。寄付金は1万円で、モータースポーツイベントや道路改良事業に使われる。

 このほか、遺跡群活用▽人口減少対策▽まちなか再生活性化▽高齢者等移動支援-などの事業からも寄付金の使途が選べる。

 市のふるさと納税の寄付額は、平成29年度は2億3700万円で、返礼品は56品目だった。

 高木勉市長は「返礼品欲しさに寄付することは、ふるさと納税の本来の趣旨から逸れている」としている。