浪速風

丸刈りは想定外? 公開手配にも教訓残した樋田容疑者

【浪速風】丸刈りは想定外? 公開手配にも教訓残した樋田容疑者(10月1日)
【浪速風】丸刈りは想定外? 公開手配にも教訓残した樋田容疑者(10月1日)
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片岡千恵蔵さんが演じた「七つの顔の男」(多羅尾伴内(たらお・ばんない)シリーズ)は、落語家の林家木久扇さんの物まねで有名になった。「ある時は私立探偵、ある時はインドの魔術師、またある時は中国の大富豪…しかして実体は」。古い映画を見ると、どんな変装をしてもすぐに千恵蔵さんとわかるのがご愛嬌(あいきょう)だった。

▶大阪府警富田林(とんだばやし)署の面会室から逃走して49日目に逮捕された樋田(ひだ)淳也容疑者(30)の変身ぶりには驚いた。盗んだ自転車に大量の荷物を積んで、日本一周旅行中の男と行動を共にしていた。丸刈りで日焼けして、いかにも自転車で長旅をしているようにたくましく見える。これではわかるまい。

▶逃走直後に府警が公表した写真やプロフィルでは、身長163センチと小柄で、きゃしゃに思える。その後、帽子や眼鏡、マスクを着用した8種類の似顔絵を公開したが、丸刈りはなかった。目撃情報が途絶えたのも、変身したからだろう。今後の公開手配に教訓を残した。