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本庶佑氏「患者に『あんたのおかげ』と言われる以上の幸せない」 ノーベル賞、京大で会見

【動画】本庶佑氏「患者に『あんたのおかげ』と言われる以上の幸せない」 ノーベル賞、京大で会見
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 「私は幸福な人間だ」。免疫を抑制するタンパク質「PD-1」を発見し、がん免疫治療薬「オプジーボ」の開発につなげた本庶佑(ほんじょ・たすく)京都大特別教授(76)が1日、ノーベル医学・生理学賞の受賞決定を受け、京都大で会見した。患者を救いたいと医師を目指し、画期的な免疫療法を確立、がん治療に新たな道を開いた本庶さん。「研究者の人生はエゴイスティック」と語っていた日本が誇る知の重鎮は、研究者として最高の栄誉に輝いた喜びを語った。

 受賞決定の発表から30分ほど経過した午後7時前、京大百周年時計台記念館(京都市)に、ジャケットにノーネクタイ姿で現れた本庶さん。集まった学生や大学関係者から拍手で迎えられ、「おめでとうございます」と声をかけられると、緊張した表情を浮かべながら「ありがとう」と右手を挙げて応じた。

 7時20分ごろから山極寿一総長らと並んで始まった記者会見では、「がん免疫療法は、あなたのおかげだといわれるときが何よりもうれしい。その上に賞をいただき、幸福な人間だ」と率直な第一声を語った。

 受賞の知らせは午後5時ごろ、研究室で門下生らと論文の校正中に電話でうけたという。一緒にいた門下生らも興奮した様子だったといい、「思いがけない知らせにうれしく思った」と振り返った。

 普段通りのゆっくりとした口調で質問に答え、表情は硬いままだったが、家族への受賞の報告について質問を受けると、笑みを浮かべた。