今年のノーベル賞、2年ぶり日本人に期待 森和俊氏・神谷信夫氏ら

■化学賞 3日

 生化学の分野から選ばれる可能性が高い。植物の光合成を担うタンパク質の構造を解明した大阪市立大の神谷(かみや)信夫教授(65)、中国籍の沈建仁(しんけんじん)・岡山大教授(56)が有望だ。

 分子が自発的に集まる「自己組織化」の研究で知られる東大の藤田誠教授(61)は今年、著名なウルフ賞を受賞し有力候補に躍り出た。微細な穴を持つ新材料を開発した京都大の北川進特別教授(67)も期待が大きい。

 有機物を効率的に合成する触媒を開発した中部大の山本尚(ひさし)教授(75)は昨年、日本人で野依良治氏以来となる米国化学会の賞を受け、注目されている。

■経済学賞 8日

 日本人が唯一、受賞していない部門。有力候補は米プリンストン大の清滝信宏教授(63)。土地や住宅など資産価格の下落という小さな変動が、経済全体を停滞させ不況を長期化させる仕組みを解説した「清滝・ムーアモデル」で知られる。

■平和賞 5日

 【ロンドン=岡部伸】ノルウェーのオスロ国際平和研究所は国連世界食糧計画(WFP)や、紛争地での性暴力の被害者救済に取り組むコンゴ(旧ザイール)の医師、ムクウェゲ氏らを有力候補に挙げた。

 同研究所のウーダル所長は産経新聞の取材に、「WFPはシリアやイエメンなど飢餓が続く紛争地域で食糧援助し、人道支援の先駆けとなった」と話した。

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