長野県、健康長寿も全国トップへ…自立した生活できる「健康チャレンジ」10月開始

「信州まるごと健康チャレンジ」への参加を呼びかける県生活協同組合連合会の上田均代表理事(左)ら=長野市
「信州まるごと健康チャレンジ」への参加を呼びかける県生活協同組合連合会の上田均代表理事(左)ら=長野市

 自立した生活ができる健康寿命を延ばそうと、長野県内60万世帯を対象に、減塩や運動など日々の取り組みを記録する「信州まるごと健康チャレンジ」が10月から始まる。健康づくりを習慣化してもらい、「長寿県」としてだけではなく、健康寿命でも全国のトップクラスを目指す。奏功するか-。(久保まりな、写真も)

 信州まるごと健康チャレンジは、県民の健康寿命を延伸させようと、JA長野中央会・各連合会や県生協連などでつくる県協同組合連絡会が、組合員らを対象に実施する。無理なく日常生活に取り込める減塩や運動など9コースを設定し、参加者には、自ら選んだ1コースを3カ月間、継続してもらう。

 コースの内容は、県民の食塩摂取量が全国ワースト3に入る現状を是正するため、薄味にしたり麺類の汁を残したりする「減塩」を盛り込んだ。早寝早起きや禁煙、30分以上の運動を週2日、1日350グラム以上の野菜摂取なども入っている。

 同連絡会によると、松本大学人間健康学部の田邉愛子専任講師が監修したといい、科学的知見から効果が見込めるとしている。

 期間は10月1日から12月末までで、参加者はその間、配布されたシートに、取り組んだ日数を記録。シートに付随するはがきには、具体的な成果などを記入して送付する。

 同連絡会が全県でこうした活動をするのは、健康寿命がそれほど高くない県内事情があるためだ。「長寿県・長野」の平均寿命は、男女ともに全国トップクラス。だが、厚生労働省の推計をみると、平成28年度の健康寿命は、男性72・11歳と全国20位、女性も74・72歳で同27位だった。