茨城空港(茨城県小美玉市与沢)で26日、民間航空機の事故を想定した訓練が実施され、国土交通省百里空港事務所や航空自衛隊、茨城県警、消防などが参加した。
訓練は、航空機が空港に着陸後、第1エンジンから出火、炎上し、脱出時に数人のけが人や機内に取り残された乗客が発生したという想定で行われ、関係機関との緊密な連携で被害拡大を防ぎ、運航への影響を最小限にとどめることを目的とした。
空自や県警、消防など複数の機関が協力して航空機の鎮火活動や、負傷者の救出、負傷の程度で治療の順番を決める「トリアージ」などの訓練を行い、相互の連携を確かめた。
百里空港事務所の新垣隆所長(59)は「評価会議を行って反省点などを共有し、練度の向上に努めたい」と語った。