自治体や獣医師らでつくる滋賀県動物保護管理協会は23日、ドラゴンハット(同県竜王町岡屋)で開かれた「しが動物フェスティバル」で、長生きのイヌ、ネコの飼い主を表彰した。表彰された飼い主らは、自慢のイヌやネコと一緒に賞状などを受け取った。
イヌやネコの飼い主の意識を高めるのが狙い。表彰されたのは、16歳以上のイヌと20歳以上のネコの飼い主計14人。いずれも人間に置き換えると90歳以上の高齢だという。
灰色の長い毛に覆われた17歳10カ月のシーズー犬の飼い主で大津市瀬田の会社員、中邑亀代美さん(57)は「丈夫な子。受賞を聞いたときは飛び上がるほどうれしかった」と興奮した様子で話していた。
青い瞳が特徴の20歳の雑種の白ネコの飼い主で湖南市石部西の学校司書、上田由季子さん(50)は「暴飲暴食をさせず、ブラッシングをこまめにしたのがよかったのかも」と長寿の秘訣を語った。
同協会の柴山隆史理事長は「滋賀県の人間の健康寿命は全国一という。動物たちも適切な飼育で健康寿命を伸ばしていってほしい」と話していた。